日本のCode and DESIGNが『コンセプトカフェシミュレーター』を発売した。ローカルLLM、キャラクター会話、経営シミュレーションを組み合わせたSteam Early Access作品だ。
どんなゲームなのか
プレイヤーはコンセプトカフェを運営し、店内キャラクターの外見、性格、声を調整して会話する。対応環境はmacOS Apple Siliconで、Steam Early Accessの価格は655円だ。
基本キャラクターは5種類、VOICEVOX音声は15種類。VRMインポートにも対応し、バーチャルキャラクター制作に慣れたユーザーは自分のモデルを場面へ持ち込める。
ローカルLLMの意味
本作は言語モデルをローカルで動かすことを特徴とする。追加のAPIキーは不要で、会話回数に応じたクラウド料金も発生しない。ネットワークがない環境でも主要な会話を続けられる。
ローカル実行はアカウントやデータ送信への懸念を減らせる一方、計算負荷はプレイヤーの端末に戻る。速度や利用できるモデルはMacのメモリ、チップ性能、インストール内容に左右される。
キャラクターに連続性が生まれる理由
ゲームは会話の一部と関係の変化を記憶し、後のやり取りで固定台詞だけを繰り返さない設計を目指す。AIは独立したチャット画面ではなく、運営、設定、音声、長期関係の中に置かれている。
ただしEarly Accessであり、キャラクター数、会話品質、記憶の仕組み、ゲーム内容は今後変わる可能性がある。現時点の機能を完成版と考えるべきではない。
確認できるのは、macOS Apple Silicon向けのSteam Early Access作品で、ローカルLLMとオフライン会話に対応することだ。すべての内容が完成した大作ではない。
AIは世界全体を生成しなくてもよい
『コンセプトカフェシミュレーター』は、AIゲームの別の方向を見せる。モデルはキャラクターの返答と関係の連続性だけを担当し、場面、音声、ルールはゲーム側が支える。個人クリエイターやキャラクターアプリ開発者にも参考になる設計だ。
